ブックタイトル湯島本郷マーチング通信54号
- ページ
- 3/4
このページは マーチング通信54号 の電子ブックに掲載されている3ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは マーチング通信54号 の電子ブックに掲載されている3ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
湯島本郷マーチング通信54号です。湯島本郷マーチング通信では文京区湯島や本郷、またはその周辺の施設やイベントを紹介しています。今号は湯島天神の梅まつりを特集。
第54号:平成30年(2018年)1月21日日曜日隔月発行3日本料理の強みを活かしつつ、普通の寿司を「鮨やすだ」茶道講師が吟味した素材を使った、贅沢な甘味処「茶房松緒」オーナー板前――開店されたのはいつですか。安田さん湯島の料亭で20年修業して昭和57年に独立開店しました。春日通りの湯島天神入口から一歩入ったロケーションのよさで、ビジネスマンを主体に参拝や観光に来られた方などのご来店が多いです。当初から病院や会社、会館関係への出前を重視してきましたが、一度好きになってもらえるとずっとお付き合い頂けるので生き残ってこれたんです。以前は出前がそのまま病院の中へもふつうに入っていけたんですが、今は経理とかのチェックがどこも厳しいですが、それでも出前はうちの宝ですね。――お店のこだわりというと。安田さんひと口で言うと、普通さです。普通の寿司を普通の値段でお出ししています。私は料亭で修業したので、焼物・煮物をふくむ宴会料理などもお受けできる強みがあります。うちはお昼はランチが900円からとお手頃、ちょっと奮発して海鮮丼2,000円も人気があります。名物・合格玉子(玉子焼き)や太巻はおみやげに人気があります。正月三が日も店は開けていますが、やっぱり一番の売上は梅まつりの1カ月ですね。――これからどういう方向を目指しますか。安田さん息子が継がないので自分のやれるところまでやるつもりです。世界中で魚を一番おいしく食べられるのは日本の誇る文化だと思います。味は時代の好みに合わせて変化させつつ、外国人も含めた新しいお客さんにもっとアピールしていきたいと思っています。鮨やすだ〒113-0034東京都文京区湯島2-33-10TEL. 03-3832-7675営業時間11:00~22:00土曜定休梅まつり期間中・定休日なし安田禎昭さん▼動画が見れます。マーチング通信http://www.news.yushima-hongo.net/菊地美緒さん女将――3年前の開店から賑わっていますね。菊地さん当店は昼食と甘味が中心ですが、料理長が栄養と品数を意識した「昼膳」は、特に女性の人気が高いですね。たくさんの小鉢にご飯と汁物が付いており、色どりも鮮やかなお膳を、千円(税抜)で提供させて頂いております。主菜は火曜日からの週替わりで、その週の昼膳メニューは、当店のfacebookでお知らせしております。数量限定なので、天神様が混雑するお正月から春には、ご予約をお勧め致します。――季節限定のかき氷も多彩ですね菊地さん特にお客様に好評なのは、「白玉黒蜜きな粉金時」と「宇治金時」です。白玉金時は、ゆでたての白玉、波照間産の黒糖を煮詰めた黒蜜、国産の極上のきな粉が特徴です。「『抹茶に合うスイーツ』を合言葉に、一番いい素材を集める!」といったこだわりがギュッと詰まったかき氷です。宇治金時は、濃茶と薄茶に白蜜をブレンドしたシロップで、苦みと甘味を楽しめるようにしています。その他にお薦めなのは「松緒あんみつ」です。――これからの展望をお願いします。菊地さん夜は小料理やお酒を出す「夜咄まつ緒」として営業しています。実家が茶道教室で私も茶道の講師ですが、これからも茶道のおもてなしの心を目指して、お客様に心からおくつろぎ頂けるお店であるように努めていきます。「天神様に寄ったら、『松緒』で昼膳とスイーツを食べよう」とお客様に思っていただけるようなお店にしていきたいですね。茶房松緒〒113-0034東京都文京区湯島2-33-11岡田ビル1FTEL. 03-3834-3883営業時間月~金11:30~16:30(L.O.16:00)17:30~22:00(最終入店20:30)土・日・祝11:30~18:00(L.O.17:30)定休日なし(夏季・年末年始・特別休暇を除く)▼動画が見れます。マーチング通信http://www.news.yushima-hongo.net/「霜柱を踏むような天ぷら」がモットー、天ぷら割烹の老舗「天ぷら天庄湯島店本館」店主――天ぷらを揚げる時の心得はどういうことですか。綱島さんおやじさん(義父・2代目)からよく言われていたのは、「霜柱を踏むような天ぷらを」。霜柱を踏む音はサクッと言うじゃないですか。ああいう音がする天ぷらを揚げるんです。そのために油の温度管理と揚げるタイミングが非常に大事です。素材と衣と油の全てが重要なんですよ。それから、「いいものを安く」を心掛け、毎朝築地から仕入れており、コースで5,000円前後になるようにしています。――明治42年の創業以来変わらないものは。綱島さん本店は上野広小路で、湯島店の歴史は約50年です。親子3代の常連さんや関東近県からの予約のお客様、また海外からのお客様への接待にもよく使われます。時代に合わせて昔よりはあっさりしていますが、ずっと変わらず江戸前の味を守っています。代替りしてからもお客様がついてきてくださると、「おやじさんの天ぷら」と認知してくれたのかなって思います。先代の頃の常連だったお客様から、「何十年ぶりだけど、昔と変わらない味だなぁ」と声をかけていただき嬉しかったですね。――最後に「梅まつり」の頃にオススメの天ぷらは。綱島さん2~3月が食べごろの白魚の天ぷらです。1本揚げにしたのを10匹ほどお出ししますよ。他には、タラノメ・フキノトウ・コシアブラの3種類の山菜天ぷらも、この時期の旬です。梅まつりは受験期とも重なって1年で一番お客様が多い時期なので、予約された方が確実です。てんぷら天庄湯島店本館〒113-0034東京都文京区湯島2-26-9TEL.03-3831-6571営業時間11:30~14:00、17:00~21:00火曜定休、年末年始綱島克年さん▼動画が見れます。マーチング通信http://www.news.yushima-hongo.net/創業は大正、親子でつなぐ親子丼は汁で食う「鳥つね湯島天神前本店」山本晃彦さん店主――鳥つねは創業からずっと湯島に?山本さんもともと上野にあった5坪の小さな店からスタートしたんです。地上げが始まった頃、新しい場所を探して湯島に移ったんです。賑やかな上野から天神上の静かな所、でも逆に「これはいけるな」と直感しました。今では鳥つねの親子丼がすっかり定着しました。自分は店には13の頃から出てまして、正式な代替わりは26位。父が昭和のダメ旦那で、母が40年間店を支えてきたんです。父はなんでもできる人でしたが、問題児の自分のために親子丼を残してくれたと感謝しています。――メニューは創業以来ですか。山本さん親子丼は50年前に今のスタイルになりましたが、祖父の代にあったおみやげメニューはすっぱりやめました。実はあれこれ持つのがあんまり好きじゃないんです。手持ちがたくさんあると迷ってしまうし、自分の生き方も、店のメニューもシンプルイズベスト。昼も夜もメインは親子丼です。――いつも心がけていることは?山本さん初めてのお客様もなじみのお客様も、平等に笑顔でお迎えしています。そして、ごちそうさまと言ってくださるお客様を笑顔で送ること。頑固親父のこだわりはなし。理想を思い切り高いところに設定して、ゆっくり実現できるところまで下げながらポイントを探ることですね。積み上げるより降りてくるほうが、案外高いところに着地できるんです。いま息子の腕が自分より上、あいつの作る親子丼は本当に美味いんですよ。鳥つね湯島天神前本店〒113-0034東京都文京区湯島3-29-3湯島白梅ハイツ1FTEL.03-3831-2380(予約用)営業時間(無休)月~土11:30~13:30、17:00~20:45(L.O.)日・祝11:30~14:30、16:00~20:00(L.O.)▼動画が見れます。マーチング通信http://www.news.yushima-hongo.net/