ブックタイトル湯島本郷マーチング通信50号

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概要

湯島本郷マーチング通信50号です。湯島本郷マーチング通信では文京区湯島や本郷、またはその周辺の施設やイベントを紹介しています。

第50号:平成29年(2017年)5月21日日曜日隔月発行3下町の味を引き継ぎ170年、穴子と玉子焼の江戸前寿司「湯島女坂季乃下」――お店の歴史を聞かせてください。木下さん江戸時代末期に水茶屋を切通坂下で開業したのが原点です。明治の初めには二代目が湯島中坂下で魚屋に転業し、昭和22年に三代目が鮨屋にしました。その後、平成11年に現在の場所で先代(義父)と私が「季節の味(旬)を大切にする店を」と屋号を「季乃下」に変えて開店し、平成22年に引き継ぎました。地元の方や古くからのお客様を大切にし、土日祝日もランチメニューを提供しています。――穴子と玉子焼が名物だと伺いましたが。木下さん以前は東京湾周辺の穴子に限定していましたが、今はその時期により産地を選んで常に最高品質の穴子を仕入れています。白焼き、そしてタレと塩の両方を味わえる握りがお薦めです。玉子焼は出汁で少し焦げ目をつける代々継承されてきた焼き方で焼いています。ほんのりとした甘さが特徴です。それ以外にも素材の味を生かすように三種類のお酢をブレンドして、??8階「蒸食膳処タケウチ」の特徴・コンセプトは何ですか?竹内さん1階と同様、元精肉店ですので、やはりお肉を召しあがっていただきたいですね。同じお肉を扱うにしても、1階の「焼く・揚げる」に対して、8階は焼売や茶碗蒸し等の「蒸し料理」・牛筋煮込みや豚角煮などの家庭的な「煮物料理」を前菜に、「スキ鍋」や「しゃぶしゃぶ」などの鍋料理でタケウチ自慢のお肉を堪能して頂きたいです。川村さん8階はテーブル席もあるので、グループにも対応出来ますよ。「コア湯島ビルの8階に、こんな店あったんだ」って私の友達も隠れ家的に使ってくれています。??おすすめのメニューは何ですか?竹内さん永年付き合いのある問屋さんから仕入れる「いろいろな部位のお肉」を、スキ鍋としゃぶしゃぶで味わって頂きたいですね。特にスキ鍋の割下は、砂糖を控え「煮切った梅酒」を使い、上品な甘さに仕上げています。浅く〆た小肌や鯖も好評で、6月下旬には新子(シンコ)も出ます。毎年とても楽しみにして下さるお客様もいらっしゃるぐらいですので、どうぞご期待ください。――これからの展望をお願いします。木下さん秋には長年使っていた漆のつけ台を、黒の御影石に作り替える予定で、総檜のカウンターとのコラボが今から楽しみなんです。私は和の伝統を守りつつ、新しいことも取り入れて日々挑戦していくことが大事だと思っているんですよ。握りから、コース料理まで落ちついた空間で、肉屋のお鍋1階「美酒喰処たけうち」と8階姉妹店「蒸食膳処タケウチ」肉のたべ比べ!「蒸食膳処(むしとろ)タケウチ」女将竹内澄子さん店主従業員ありし日の「魚て津」木下勝治さん最高品質の穴子白焼き、絶品です川村綾子さん乳酸菌発酵した「竹のお茶」でしゃぶしゃぶし、特製の胡麻味噌ダレと自家製のポン酢で召し上がっていただくのもおすすめです。川村さん蒸籠にたっぷりの野菜を敷き詰めた上に、お肉をのせた「蒸ししゃぶ」も人気ですよ。野菜もたくさん取れるし余分な脂も落ちてヘルシーだと、女性のお客様に好評です。タケウチ名物の手作り焼売をお鍋にした、選べるスープ(醤油・豆乳・キムチ)の「焼売鍋」もおすすめです。??今後はどのようなお店にしていきたいですか?竹内さん幅広い年齢層の方に気軽に美味しいお肉を楽しんでいただけるよう、落ち着けてアットホームな雰囲気のお店にしていきたいです。野菜もたっぷり取れて、ヘルシーで女性に人気の「蒸ししゃぶ」A5ランクの黒毛和牛「東京牛スキ鍋」に舌鼓!湯島女坂季乃下〒113-0034東京都文京区湯島3-32-12TEL. 03-3831-2471営業日:[月~土] 12:00~14:00(L.O.13:30)17:00~22:00(L.O.21:30)[日・祝] 12:00~21:30(L.O.21:00)定休日:火・祝日の月・年始・お盆▼動画が見られます。川村さんもちろん1階と同じく「季節を感じるお惣菜やおつまみ」等もいろいろ用意していますので、「お一人でチョット呑み」なんて人にも来て頂けると嬉しいです。蒸食膳処タケウチ(むしとろタケウチ)〒113-0034東京都文京区湯島3-35-8コア湯島8F TEL. 03-3836-0816営業日[月~金] 18:00~23:00定休日…土日祝▼動画が見られます。マーチング通信http://www.news.yushima-hongo.net/マーチング通信http://www.news.yushima-hongo.net/?エツ来らむ? No-22車椅子の息子とともに成長すること中屋桂子さんエツコ息子さんが4月から都立北特別支援学校に通われているとか。中屋さん柳町小学校の特別支援学級からの進学です。柳町小は普通級の児童と一緒の時間が多く、クラスメートがすすんで車椅子を押してくれたりと恵まれた環境でした。一方、街の道路には横断歩道なのに、歩道に上がるほんの少しの段差に必ず突っ掛り、なんど危ない思いをしたか…。まだまだ車椅子社会には厳しいですね。エツコ自分がやりたいのにできないのはつらいですよね。中屋さんそこであきらめてはダメなんです。車椅子の人って邪魔にならないように控え目ですけど、何かをしたい気持ちは健常者と同じ。息子が将来、ひとりでも生きていけるように育てるのが私のつとめですが、障害のある人にも普通に声をかけ必要なら手助けしてあげる、そんな社会に変えていかないといけない。それにはまず教育。行政にはもっと力を入れて欲しいですね。エツコ障害をプラスにして頑張っていらっしゃるんですね。中屋さんうちには母親のように歳の離れたお姉ちゃんがいて、息子にキツイことを言ったりするんです。息子はそれに鍛えられている面もありますね。いまは毎日学校に行くのが楽しいと。生きるタイヘンさって誰しも同じ、それをどうやって楽しむか?私も息子と一緒に成長していくつもりです。※中屋桂子さんのご主人・文孝さんは地域に対する熱い想い、多くの実績を持つ文京区選出の都議です。