ブックタイトル湯島本郷マーチング通信46号

ページ
3/4

このページは マーチング通信48号 の電子ブックに掲載されている3ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

湯島本郷マーチング通信48号です。湯島本郷マーチング通信では文京区湯島や本郷、またはその周辺の施設やイベントを紹介しています。

第48号:平成29年(2017年)1月15日日曜日隔月発行3「霜柱を踏むような天ぷら」がモットー、天ぷら割烹の老舗「天ぷら天庄湯島店」――創業明治42年で100年を超えますね。綱島さん本店は創業当時から上野広小路にありますが、湯島店が誕生したのは今から約50年ほど前です。今では親子3代にわたる常連さんや、関東近県から予約して来て下さるお客様もいらっしゃいます。また、当店は海外からのお客様への接待によく使われますが、皆さん、昔と違ってお箸を上手に使って天ぷらを召し上がりますね。――天ぷらを揚げる時の心得はどういうことですか。綱島さんおやじさん(義父・2代目)からよく言われていたのは、「霜柱を踏むような天ぷらを」。霜柱を踏む音はサクッと言うじゃないですか。ああいう音がする天ぷらを揚げるんです。そのために油の温度管理と揚げるタイミングが非常に大事です。素材と衣と油の全てが重要なんですよ。それから、「いいものを安く」を心掛け、毎朝築地から仕入れており、コースで5,000円前後になるようにしています。――創業当時から変わらないものはなんですか。綱島さん時代に合わせて昔よりはあっさりしていますが、ずっと変わらず江戸前の店長味を守っています。代替りしてからもお客様がついてきてくださると、「おやじさんの天ぷら」と認知してくれたのかなって思います。先代の頃の常連だったお客様から、「何十年ぶりだけど、昔と変わらない味だなぁ」と声をかけて頂いた時は、とても嬉しかったですね。――最後に「梅まつり」の頃にオススメの天ぷらは。綱島さん2~3月が食べごろの白魚の天ぷらです。1本揚げにしたのを10匹ほどお出ししますよ。他には、タラノメ・フキノトウ・コシアブラの3種類の山菜天ぷらも、この時期の旬です。梅まつりは受験期とも重なって1年で一番お客様が多い時期なので、予約してくださった方が確実です。四季折々の厳選された素材を絶妙な天ぷらの技で食す綱島克年さん変わらぬ老舗の味、人気の「天どん」てんぷら天庄湯島店〒113-0034湯島2-26-9TEL. 03-3831-6571営業時間:11:30~14:00(土日祝は14:30)17:00~21:00火曜定休▼動画が見れます。マーチング通信http://www.news.yushima-hongo.net/老舗の趣と落ち着きを感じさせる玄関日本料理の強みを活かしつつ、普通の寿司を「鮨やすだ」オーナー板前安田禎昭さん??開店されたのはいつですか。安田さん湯島の料亭で20年修業して昭和57年に独立開店しました。春日通りの湯島天神入口から一歩入ったロケーションのよさで、ビジネスマンを主体に参拝や観光に来られた方などのご来店が多いです。当初から病院や会社、会館関係への出前を重視してきましたが、一度好きになってもらえるとずっとお付き合い頂けるので生き残ってこれたんです。以前は出前がそのまま病院の中へもふつうに入っていけたんですが、今は経理とかのチェックがどこも厳しいですが、それでも出前はうちの宝ですね。??お店のこだわりというと。安田さんひと口で言うと、普通さです。普通の寿司を普通の値段でお出ししています。私は料亭で修業したので、焼物・煮物をふくむ宴会料理などもお受けできる強みがあります。うちはお昼はランチが900円からとお手頃、ちょっと奮発して海鮮丼2,000円も人気があります。名物・合格玉子(玉子焼き)や太巻はおみやげに人気があります。正月三が日も店は開けていますが、やっぱり一番の売上は梅まつりの1カ月ですね。??これからどういう方向を目指しますか。安田さん息子が継がないので自分のやれるところまでやるつもりです。世界中で魚を一番おいしく食べられるのは日本の誇る文化だと思います。味は時代の好みに合彩りも美味しさを演出「二重弁当」旬を見極めた良質なネタが揃う「にぎり」わせて変化させつつ、外国人も含めた新しいお客さんにもっとアピールしていきたいと思っています。鮨やすだ〒113-0034湯島2-33-10TEL. 03-3832-7675営業時間:11:00~22:00土曜定休梅まつり期間中・定休日なし▼動画が見れます。マーチング通信http://www.news.yushima-hongo.net/湯島天神の目の前、風情のある玄関