ブックタイトル湯島本郷マーチング通信46号

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概要

湯島本郷マーチング通信46号です。湯島本郷マーチング通信では文京区湯島や本郷、またはその周辺の施設やイベントを紹介しています。

2Key personキーパーソン-1新しいアイデアで地域貢献に取り組む本郷法人会女性部会公益社団法人本郷法人会女性部会長山中一江さん――女性部会ができた経緯からお聞かせください。山中さん本郷法人会は昭和25年1月の設立ですが、女性部は昭和47年に設置されたんです。全国の法人会中トップの早さですね。これからは女性が活躍する時代で女性経営者も伸びていくだろうという当時の会長の考えで、まさに時代を先取りしていました。その後、全国で女性部会の設置はなかなか進まず、昭和55年に仙台にできたのが縁で仙台法人会の女性部会とはずっとお付き合いが続いています。震災の翌年からはバスを仕立てて仙台に行き、法人会で交流の後、福島の被災地を回るということを3年続けました。毎年見違えるほど町の様子は変わっていく一方で、復興が思うように進まない地域もあってつらい目に遭われている方々にとても心が痛みました。友と集うフラワーアレンジメント教室――主な行事はどういうものがありますか。山中さん法人会は税の知識の普及や税に関する提言を目的として運営されており、本郷法人会でも年間を通して様々な講習や相談会を開催しています。地域貢献ということでは、小学校向けの特別授業を開いていますし、5年前から小学校9校で税に関する絵葉書コンクールを実施し、今年も388枚ほど作品が集まりました。女性部会として親会(本郷法人会)の中での活動が中心ですが、これからはもっと枠を広げて、小石川、麻布の各法人会女性部の有志たちで交流しようと計画しています。また夏のゆかたの着付け教室は、会社帰りの若い女性も参加しやすく人気がありますし、クリスマス・正月向けのフラワーアレンジメント教室は男性も含め大勢の参加があります。――今後はどういう方向を目指されますか。山中さん女性部も会員数の減少に相当危機感を持っています。地域の女性経営者は増えても忙しくて時間が取れません。昔は中小企業経営者の奥さんの会員が多かったんですが、これからは楽しいだけでなく仕事にプラスになる、異業種の経営者・起業家とも交流できる、そんな魅力のある場にしていくことが必要なんですね。地元の人と転入してきた人が気軽にコミュニケーションでき、新しい人が根付いて地域に貢献できる、そん文京区「食の百選」にも掲載されている、ご自身のお店「割烹かねこCafe縁」の前で〒113-0023向丘2-12-2彰文居1階TEL:03-3821-1008 FAX:03-5834-8435な環境をぜひ作っていきたいです。私はいま会長2期で4年目ですが、「法人会で育ててもらってよかったね」と先輩に言われました。今後も地域のお仲間と楽しみながら活発な活動を続けていきたいと思っています。フラワーアレンジメント教室開催!先着40名クリスマス向けのフラワーアレンジメントを楽しく学びましょう。日時:12月13日(火)18:00~(受付17:30~)場所:湯島天満宮梅香殿文京区湯島3-30-1 2階会費:2,500円(会員)、2,800円(一般)※本郷法人会のホームページ(年間行事予定)から申込用紙をダウンロード、FAX(3815-2401)でお送りください。お問い合わせ先:03-3812-0595本郷法人会〒113-0033本郷3-26-8数寄屋ビル2階TEL. 03-3812-0595 FAX. 03-3815-2401http://www.hongohojin.or.jp/Key personキーパーソン-2残業をさせない、女性が働きやすい環境づくりに取り組むアイエスケー株式会社中島ポリエチレン工業株式会社代表取締役中島実佳さん――三代目なのですか。中島さん祖父が戦後すぐ、新素材のポリエチレンで当時盛んだった養殖金魚用の袋を作って卸したのが始まりです。その後、父の代に医学書院さんから製造部門の事業を継承するお話を頂いて、1988年にアイエスことは。ケー医学書院器械株式会社としてスタート中島さんしました。私はOL勤めをしたり、家具の輸入販売事業を手がけたりしていましたが、結局、父の会社に入って営業、経理を担当しました。2012年に父が急死したため、私が社長、弟が専務で再スタートすることになったんです。――社長になられて4年、お仕事はいかがですか。中島さん現在、アイエスケーと中島ポリエチレン工業の2社体制です。一部製品では中島ポリエチレンで原材料の仕入れから部材の製造までを行い、アイエスケーで組立、製品化を行うという一貫生産が可能になりました。扱っているのは看護・介護、赤ちゃん製品、診断・臨床検査用品など。導入が決まると長くご愛用頂けるんですが、競合製品では激しい競争になります。10年越しの子宮頸がん用自己採取器具の開発を北海道のラボとの共同研究で完成させ、昨年秋発売しました。これは子宮頸がんの原因ウイルスへの感染の有無を、自宅で簡単にチェックできる画期的な製品です。――女性経営者として特に気を付けている例えば当社の工場の従業員は9割近くが女性、なので女性に働きやすい環境を常に考えています。就業時間内に集中して仕事を済ませ、残業をさせない。仕事と家庭をバランスさせる。そしてプライベートの時間を充実させることが大事だと、常々社員に笑顔がはじける従業員と子どもたち言っています。当社には7カ月の産休後、1年間時短で働き、その後完全に復帰した女性もいます。それぞれ能力のある女性が、出産後も仕事に戻ってこられるような社内環境づくりを目指して頑張っています。アイエスケー株式会社〒113-0034湯島4-9-12TEL. 03-3812-0191(代)FAX. 03-3812-9284http://www.isk-tokyo.co.jp/中島ポリエチレン工業株式会社〒113-0034湯島4-9-12TEL. 03-3811-0234http://nakapoly-tokyo.co.jp新開発した子宮頸がん用自己採取器具