ブックタイトルマーチング通信45号

概要

マーチング通信45号

第45号：平成28年（2016年）7月17日日曜日隔月発行12016年も湯島・本郷のあんなこと、こんなこと、地域に笑顔を届けます。ウォーカープラス※ウェブ版「湯島本郷マーチング通信」と「Walker Plus」がタイアップスタート！湯島本郷の情報をダブルで発信！●第65回「うえの夏まつり」始まる！上野観光連盟会長：1ページ●会員の親睦と県の発展に貢献東京新潟県人会：2ページ●上野はとびっきり“味”な街！：2～3ページ●カツサンド発祥の店「井泉」本店：3ページ●エツ来らむ「第5回サッカー通り夏まつり」：4ページNo.45第65回「うえの夏まつり」始まる！７月９日（土）～８月７日（日）上野公園、不忍池畔、上野中央通りで連日イベント満載。湯島から白梅太鼓が参加上野観光連盟会長株式会社二木商会代表取締役二木忠男さん――上野観光連盟とはどういう団体なんですか。二木さん意外かもしれませんが、戦時中軍の命令で上野の山の桜は全部切られたんですね。これではいかんと昭和22年、街の有志が鐘声会（しょうせいかい）という会を作って桜の苗木を2,000本植えたのがそもそもの始まりです。２年後、この会が上野観光連盟と改称して活動を開始しました。戦後の混乱期、いち早く観光事業にスポットを当てて上野地区の発展に力を尽くしてきた、これは非常に先進的でした。江戸時代以来の桜の名所に江戸っ子の祭り好きのＤＮＡ、これが上野のパワーの素なんですね。――1カ月も続く夏祭りはちょっと珍しくないですか。二木さん集客力の証しと言えますね。まず、水上音楽堂での納涼演歌祭り。ここからデビューした有名演歌歌手も何人かいます。最近はお笑いが多いですが、落語、ジャズ、カラオケ、プロレスなど多彩な演目が目白押しです。水上音楽堂は観光連盟が運営しているため出演費用が安く、水辺の快適な環境もあって連日大人りの人気です。圧巻は夏まつりパレード。上野中央通りを着飾った30団体がパレードします。湯島からは白梅太鼓と新潟県人会が参加します。その他に、不忍池でのとうろう流し、不忍池畔では骨董市、氷の彫刻、弁天堂大道芸、ゆかた撮影会、チャリティ屋台バーなども予定されています。期間中は下町風俗資料館が夜間営業を実施します。――湯島との交流も楽しみですが。二木さん行政区域は別れていても隣同士なので、江戸時代から上野と湯島はたいへん仲がいいんです。昨年秋にはＹＯＵフェスで湯島、御徒町、上野が合同でお祭をやりましたね。日本有数の繁華街が協働して街を盛り上げる画期的な試みで大成功でした。この11月には、照明デザイナー石井幹子さんのディレクションで「省エネあかりパーク」を予定しています。不忍池から湯島にかけて桜をイメージしたイルミネーションで新たな人の流れを作り、楽しみながら食べ歩くという５日間のイベントです。また治安の面でも、上野警察と本富士警察が協力して巡回パトロールを実施していて効果を上げていますね。――現在、アメ横商店街連合会の名誉会長でもありますが。二木さんそもそも私の父は満州からの引き揚げ者のひとりで、アメ横は戦後満州からの引き上げ者400名ほどで結成された協同組合なんです。アメ横の名称の由来は、上野駅で列車待ちの乗客にアメを売ったことが始まりです。一方、朝鮮戦争開始後、米軍のＰＸ商品も扱い始めたというふたつの意味があります。先代は、ここの土地と上物の整備という「街の土台作り」に奔走しました。それを引き継いだ私ですが、現在はアメ横の会長職は後任に託し、上野観光連盟会長と上野駅周辺全地区整備推進協議会会長として、環境整備とまちおこしイベントの両輪を回すべく調整役を務めているわけです。上野は山の水上音楽堂では日替わりで色々なステージが展開されます上の文化ゾーンと山の下の商店街に分かれますが、上野の来訪者を回遊させ一体化させ発展させていくことが最大のテーマです。例えば、美術館・博物館の半券を持参したお客様には商店街で割引サービスする。施設の年間パスポートを発行するとか、良いアイデアはどんどん実行しています。さらに浅草や谷中との連携も視野に入れつつ、湯島と友達づきあいし、文京区とも観光での連携を深めていきたいですね。そういう情報を区よりも豊富に活用できる位置にある上野観光連盟の活動にこれからもご期待頂ければと思います。上野観光連盟事務局〒110-0005台東区上野2-1-3八八ビル９ＦTEL. 03-3833-0030FAX. 03-3833-3053http://www.ueno.or.jp/うえの夏まつりパレードの中「秋田市竿燈まつり」で華麗に舞う※マーチング通信をご支援頂いている皆様の広告を4ページに集約させて頂きました。今後は益々の紙面の充実を行って参ります。