ブックタイトルマーチング通信34号

概要

マーチング通信34号

2創業350年を誇る金魚問屋「金魚坂」金魚に癒された後は、喫茶店・レストランでゆったり美味に和むマネージャー巣山幸男さん菊坂からちょっと入った所に江戸時代から続く金魚の卸問屋があります。ここは喫茶店とレストランを併設した本郷でも指折りの不思議空間です。マネージャーの巣山幸男さんにお話を伺いました。――古い歴史をお持ちですね。巣山さん創業350年になります。その頃から江戸の庶民の間で、金魚を飼うことがブームになっていたんですね。金魚鉢を泳ぐ金魚は涼感をよび美しいだけでなく、自然を愛する心にフィットして心を癒されます。金魚は日本人にもっとも親しいペットとして、いまでもお祭りや縁日の金魚すくいは一番人気があります。――問屋さんがメインのお仕事ですか。巣山さん仕入れた金魚を全国の業者さんに卸しています。30～50種類、10万匹以上いますよ。一般のお客さん向けに金魚と金魚用品の通販も行っています。入荷情報についてはブログでその都度ご紹介しています。ご購入にはメールかＦＡＸでお申し込み頂き、お見積りをしてご返事を頂いております。また、土日と祝日には１回200円で金魚すくい、釣り堀では初回の１時間大人700円、子供500円、延長30分毎に大人500円、子供300円でキャッチアンドリリースの釣りを楽しめます。本郷という場所柄、子どもからお年寄りまで、また外国人のお客様もよく来られますよ。――喫茶店とレストランがめずらしいですね。巣山さん現在７代目の吉田智子社長が15年前にもっと金魚を知って頂きたいと始めたのが本格的になり、味が評判になって雑誌やテレビでもたびたび紹介されました。喫茶では厳選したコーヒー、紅茶、中国茶、デザート・軽食、アルコール類も各種取り揃えております。それからユニークなのは葉巻が味わえることです。初めての方にはていねいにお教えしております。お食事は御膳、懐石料理に丼物、カレーライスなどです。――建築・内装もユニークですね。巣山さんもともと人工池があった所を活かした吹き抜けの多目的スペースなんです。グランドピアノがあって少人数のコンサートなどにご利用いただいております。店内のあちこちに金魚にちなんだ小物やデザインを配し、とにかく静かな心なごむ空間ですので、お客様のアイデアでご利用いただければと思っております。金魚坂のデータお食事／喫茶（平日）ランチ11:30～14:30（L.O）喫茶11:30～21:00（L.O）ディナー17:00～21:00（L.O）（土日祝）11:30～19:30（L.O）多目的スペース最大収容人数：40人、グランドピアノ１台（利用料金10,000円）月曜・第3火曜休(祝日の場合は営業/翌日振替休日)年末年始休み12/30-1/4113-0033本郷5-3-15TEL. 03-3815-7088FAX. 03-3814-5954http://www.kingyozaka.comお洒落な洋館風建物明治22年“ランチュウ”品評会外の水槽には金魚が沢山香り高い本格的な中国茶や紅茶創業13年、本場の辛さと旨さを伝える元祖「ブデチゲ」歌津明禮さん株式会社ブデチゲチョンミョンレイ代表取締役（全明禮）「ブデチゲ」は、店長歌津さんの故郷、ソウル近郊のウィジョンブ市で生まれた韓国料理の定番鍋。ハムやソーセージー、野菜、ブデチゲ専用ラーメンを薄く平たい鉄鍋で煮込むブデチゲ。本場の味を日本に最初に伝えたのが、湯島で13年続く韓国料理店「元祖ブデチゲ」です。看板料理のブデチゲは、韓国でも本場ウィジョンブでしか味わえない調味料タテギを取り寄せ、えごま油で焼いた鉄鍋の上で店の秘伝の出汁と合わせます。辛さに加えて深く複雑な旨味が口の中で踊るまっ赤な鍋。素材の味がたっぷり出た汁で作る締めの炒め飯は、歌津店長オリジナルです。おこげの風味と鍋の旨味が絡み合い、ボリューム満点の鍋を食べた後でもスルリと入ってしまいます。――なぜ辛さを調整しないのですか？歌津さん本場の本当の味を知って欲しいので、あえて辛さは一切調整していません。辛さを減らさない代わりに、当店オリジナルでチーズをたっぷりとトッピングすることで味のまろやかさとコクを加え、食べやすくしています。最初は辛いとおっしゃるお客様もだんだんと慣れて、本場に行ったけどやっぱりこの店が一番美味しかったよ、と言ってくれるのがうれしいですね。――常連客がたくさんいるようですね歌津さん職場が離れても来てくださるお客さんが大勢いらっしゃいます。開店当時からずっと通ってくださる方も多く、口コミに支えられています。韓国に旅行した時に味わった料理をお客様から紹介していただき、メニューに反映させることもあります。目下、育児と店のことでいっぱい、もうずいぶん韓国に行っていないので貴重な意見をいただいています。――将来の展望はなんですか？歌津さん来年は新しい店舗を一つ増やしたいと思っています。たくさんの座席は必要ないので、韓国らしい雰囲気を味わい本場の味を楽しんでもらえる、店自体がリトルコリアのような女性向けの店をイメージしています。韓国に行かなくても韓国を感じられる、そんな店を作りたいですね。湯島で味わう本場のオモニの味。オモニの厳しさと優しさそのもののような赤いブデチゲは、確かに他にはない“元祖の味”でした。。韓国鍋家庭料理元祖ブデチゲ（部隊鍋）〒113-0034湯島3-38-11第二みよしビル1FTEL. 03-3834-4563FAX. 03-3845-8680http://www.budechige.jp/マーチング通信http://www.news.yushima-hongo.net/本場韓国のおもむきが漂う店舗外観気さくで優しい笑顔が印象的な歌津店主本場の味を伝える自慢の”元祖ブデチゲ”素材の旨味がたっぷり染み込んだ、締めの炒め飯