マーチング通信30号

マーチング通信30号 page 3/4

電子ブックを開く

このページは マーチング通信30号 の電子ブックに掲載されている3ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
マーチング通信30号

第30号:平成26年(2014年)1月19日日曜日隔月発行3「街の元気な会社」医療現場で使用される消耗品から、独自開発の血液検査装置までアイエスケー株式会社代表取締役中島実佳1962年に医書出版の医学書院株式会社の器械部から分離独立した医学書院器械株式会社を、1988年に先代が事業継承(M&A)したのが始まりです。兄弟会社の中島ポリエチレン株式会社(1952年設立)で病院用に畜尿袋を製造していましたが、業務拡大に向けて医療分野に本格的に進出したわけです。1988年にアイエスケー医学書院器械株式会社に、1994年には現在の名称に商号変更しました。1989年には医療機器製造の認可工場を足立区に建設しました。当社製品には病院のベッド周りで使用される消耗品がたくさんあります。現場の看護師の声を聞いて開発したアイデア商品も多く長くご愛用頂いております。医療ドラマでそんな当社商品を見るのはうれしいものです。また手術室に持ち込まれる消耗品には一段と高い性能が求められるため、工場のクリーンルーム化(2009年)を行いました。一方、血液関連製品でもロングセラーがあります。血小板粘着能測定コラーゲンビーズカラム(1992年発売)は血小板の粘着能を手軽に測定できる製品として多くの病院でご愛用頂いております。採血を成分分離せず撹拌後に測定できる血小板凝集能測定装置(2003年発売)は、血栓予防のため脳外科、心臓外科、循環器科などで役立っています。近年は子宮頸がんの早期発見に欠かせない自己細胞採取器具(ホームスミアセット)も有望視されています。海外進出より国内生産にこだわった先代は、“当社でしか作れないものを現場に届ける”ことをモットーにしてまいりました。私はそんな先代を急病で亡くしたことにより、2012年5月、代表取締役胆汁・ドレナージバッグα手術後の患者さん用。採液(胆汁)に適したバッグに就任いたしました。それまで集団検診の営業を長く担当し医療現場のことはよく存じておるのですが、周りの方々にも助けられなんとかやってまいりました。今後は自社開発の看護用品や検診用検査器具にとどまらず、大手との共同開発にも積極的に取り組んでいきたいと考えております。アイエスケー株式会社TEL.03-3812-0191(代)http://www.isk-tokyo.co.jpホームスミアセット子宮頸がんの早期発見に!手軽に細胞を採取できるキット大好評地元企業が開発!備えあれば憂いなしの“非常用電源”近年の異常気象で台風や落雷、竜巻などによる停電が多発しています。福島原発事故では東京でも各地で計画停電を経験しました。電気が突然止まり電気製品が使えなくなることによる不便、不安は想像以上です。このほど湯島で創業60年以上の総合技術商社トーワエレックス株式会社が非常用電源を開発。昨年10月から販売を開始し好評です。同社・新規事業推進担当者のお話では、「もともと鉛バッテリーの技術的蓄積があり、特性を熟知しておりましたので、大震災以降の電力事情などから停電対策として非常用電源が有望だと分かり開発に取り組みました。他方式の非常用電源に比べて騒音・臭いが無く、安全・低価格という利点があります。また家具調デザインですから、普段はお部屋に置いてコンセントとしてお使い頂けますし、停電時にはパソコン、テレビ、照明などの併用使用も可能です」。一家に一台あれば安心ということで、その名も「あんしん君」。トーワエレックス株式会社113-0034文京区湯島3-39-10Tel.03-3839-8711 Fax.03-3839-8720http://www.towaelex.co.jp扉を閉めるとキャビネット風照明、テレビとの併用も出来る