マーチング通信27号

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マーチング通信27号

第27号:平成25年(2013年)7月14日日曜日隔月発行3「街の元気な会社」国内唯一の泌尿器科専門の医療機器メーカー株式会社武井医科光器製作所代表取締役社長武井和之大正6年(1917年)の武井器械店創業からかぞえ私で5代目になります。当時は医療機器というとドイツ製が主流でしたが、第一次世界大戦でドイツ製品が入手困難になったとき、創業者の武井勝が苦心の末に国産膀胱鏡の第一号を開発しました。戦後輸入が再開されてからも勝の開発意欲は衰えず、多くの職人たちの高度の技を結集して改良に努めた結果、外国製品とも遜色ない国産膀胱鏡の地位を確立したのです。世界でも群を抜く高齢化社会となった日本では、前立腺肥大は多くの高齢男性が避けることのできない病気です。当社は国内唯一の泌尿器科専門の医療機器メーカーとして国産膀胱鏡の開発をはじめ、尿道を通すことに伴う患者さんの違和感のできるだけ少ないものを提供しています。すでに尿道膀胱鏡では太さ1ミリ未満の内視鏡を開発し今後市場に投入していく予定です。開発は日進月歩で進みますがユーザーに新規購入の余裕がなく、大病院でも10年、20年と製品を使い続けるのが悩ましいところです。当社の電子製品には買い換えがあっても、内視鏡のような光学機器製品の場合はなかなか難しいのが現状です。当社としては患者さんのQOL(生活の質)の向上、鮮明画像による医師の操作性の向上のために日夜努力しております。グローバル化が当たり前になり外国製品の中にも多数の国産部品が使われ、また国産と思っても海外の工場で作られているなど、単純にどれが国産というのが困難な時代です。それでも独自のアイデアをもとに日本初のものを作ろう!との志を持って開発に取り組んでいます。国産膀胱鏡製作の頃、武井勝(前列右から3人目)と社員たち私は大学卒業後しばらく地方で他メーカーの仕事をしており、湯島には縁がなかったのですが、当社に入ってからは祭りに見せる地元の熱い心には感動しました。週末には杉並の自宅で庭いじりしています。収穫した夏ミカンでミカンピールやマーマレードを作ったりするのも楽しみです。株式会社武井医科光器製作所TEL. 03-3255-0711(上)初期の国産膀胱鏡(大正9年検定証付)、(下)最新の膀胱切除器今年で8年目、通算136回!経済の公開講義「宿輪ゼミ」高校生からおばあちゃんまで分かりやすいと評判、気軽な経済の講座です経済学博士で慶應義塾大学経済学部で教鞭を執る宿輪純一さん(49歳)は、文京区民センターで「経済」の公開講義「宿輪ゼミ」を2006年から開催しています。―宿輪ゼミを始められたきっかけは。宿輪さん東京大学大学院で教えていて、学生さんがもっと私の下で勉強したいということで大学近くに会場を移し、そこでボランティア的な公開講義を学生主導で開くことにしたのです。「経済・金融の教育を通じて、社会に貢献したい」という思いで続けています。社会人が7割で主婦の方も多く、77歳のおばあちゃんも参加しています。―どのような内容なのですか。宿輪さん最近の国際経済金融情勢をくわしく説明してから、特集のテーマを話します。「アベノミクス」、「円の行方」、「経済指標の見方」から「人間学」まで幅広く講義しています。ときにはゲストの特別講義もあります。先日は財務省の国際担当課長と国債担当課長、経済産業省のIT戦略担当課長に講義をしてもらいました。―最近書かれた本をご紹介ください。宿輪さん東洋経済新報社から『円安VS.円高どちらの道を選択すべきか』を著名トレーダーの藤巻健史氏と書きました。お陰様でアマゾンの投資・通貨・経済学の3分野で(一瞬ですが)1位になりました。これは日本経済新聞社から出した『通貨経済学入門』の実践編にあたります。言いたいことは、円安で少々儲けられるかもしれないが、本当に大事なのは日本経済も個人も「なにくそ」の気持ちで立ち向かっていく強い気概を持ち続け、他力本願的な損得で一喜一巧みなジョークも交えつつ講義する宿輪さん憂するのではなく、常に努力を続けることです。―映画評論家もやっているとか。宿輪さん私は新聞・雑誌等で映画評論の連載をしたり、映画評論の講義をしてきました。経済と映画を合体させた「シネマ経済次ページにつづく→「パンダスタジオお茶の水」が御社の専用スタジオに。人と企業を結ぶイノベーションカンパニー動画&インターネットで、地域に社会に世界に発信!「お茶の水エデュケーションセンター」は、どなたでもご自身で手軽に動画コンテンツを作り、発信することができる画期的な設備と、地域の皆様の多目的な活動スペース「貸会議室」も完備しております。ここから地域の皆様、企業・団体の皆様が、教育・販促・PR等で一段と発進力を頂けるスペースです。〒113-0034東京都文京区湯島1-6-1TONEGAWA 2ビル5FTel. 090-2906-1110(スタジオ)Fax. 03-3811-1230営業時間/10:00~18:00(月~金曜日)http://www.ocha.jpn.com/立ち向かう思いや体験を語り合い、リレー方式で24時間歩きながら寄付を募るイベント。寄付金は、日本対がん協会を通じてがん医療の発展や患者支援、検診の啓発に役立てられます。当日会場ではバンド演奏やゲームなど楽しい催し物もあります。詳細: http://relayforlife.jp/tokyo-ueno/お問い合わせ:rfltokyo2013@gmail.com